関西コミティア70(2024.05.12)

ようやくWPのカスタムページの使い方を理解したので早速使おうと思う。こちらはイベントのレポをあげる用に使いますね。ブログに入れてもいいけど、あっちは特に興味ないという方もいらっしゃると思うしね。というわけで、今年サークル参加したイベントのレポ(というか95%感想ですが)を以前使っていたSNSから拾ってきたので再度アップします!残念ながら人生初のリアイベである関西コミティア69に関して書いたものは残っていなかった…ホント残念。

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この日曜日、関西コミティア70にサークル参加してきました。
今回もとても楽しいイベントでした。
何て言うか、すごくまったり~としつつ創作意欲を刺激してくれる空間なんですよね。
また参加したい!って思ったけど、今年中のイベント参加はとりあえずこれで一旦終わりの予定。
下半期は原稿作成に軸足を置き、年明けの関西コミティアに分厚い新刊をもって参加したい&漫画に関係する環境を整えたいと思っています。

で、今回のコミティアの感想としての柱は2つ。
一つは描いたものに対する感想をいただいたこと、二つ目は出張編集部に参加したこと、です。
少し長くなるんですが、この感動を忘れないうちに書いておこうと思います。

1.感想をもらったことについて
各コミティアには「ティアズマガジン」(以下、ティアマガ)という機関誌があります。
基本的には一般入場者の入場料&入場チケット替わりとして購入するものです。
サークル参加者は別に買わなくてもいいらしいんですが、私はサークルチェックをするために買っているんですね。
内容はその回の参加サークル(ジャンル別)のサークルカット紹介、コラム、前回のコミティア参加サークル本の感想(コーナー名『リーダーズチョイス』、読者が良かったと思う本の感想を述べてくれる)等なんですが、なんと、このリーダーズチョイスというページに自作品の感想が載っていたんです!!

自分のイベント参加スケジュールとして、一般参加入場までに出張編集部に参加してあとはティアマガで見て回りたいサークルのチェックをしているため、その他のページを読むのはけっこう後の方なんです。
そしたら、隣席のサークルさんが「ティアマガに載ってますね」と教えてくださって。
え~っ?!って感じで見てみたら本当に載ってる!
感想を下さった読者様は読書会(イベントで提出された見本誌を読む会)で読んでくださったらしい。
あの短い漫画からこんな風に物語を読み取ってくださったんだと思うと、もう感無量というか…自作の漫画にこんな風に感想をいただいたことは本当に初めての経験だったので、メチャクチャ嬉しかったです!!
お隣のサークルさんも「初参加でこれに載るなんですごく羨ましいわ~、私なんて何年通っても載らないんだから」とこれまたおだててくださるものだから、もう木どころか某日本一高い塔の上まで登ってしまう勢いの私でしたw

で、上記の件とこれから書くことは時系列に前後していたので、今これを書きながらものすごく残念というか、後悔しきりなんですが…。
実は最初にスペースに来てくださった方が、既刊(感想が載った漫画)を買ってくださったんですね。
新刊もあるのに意外だなと思っていたら、「読書会で読んで良かったので買いに来た」っておっしゃったんです。
めちゃくちゃ有難かったから何度もお礼を伝えたし、続きを描くつもりなのでどうぞよろしく、なんて宣伝もしてしまったのだけど、今考えるともしかしたらあの方がティアマガに感想を出してくださった方だったのでは…?!と。
だとしたら、そっちの方のお礼も伝えたかった~(悔し涙)
ここを見ていらっしゃるかどうかは不明だけど、今、思いっきり声を大にしてお礼を言います!

ありがとうございました~~~っ!!

マンガ描きにとって感想がどれだけ励みになるのか、身をもって体験した出来事でした。
今回のことは、きっとビギナーズラックみたいなものだと思うのだけど、これからもそうやって読んでくださる方がいるんだという事を忘れずに物語を描いていきたいなと思いました。
そして、私も「好き!」ってなった作品にはもっと積極的に感想を書こうと思います!

2.出張編集部のこと
自分はリアルに漫画を描く友人がいないせいもあり、100%一人で作業しています。
そのため、出張編集部は客観的な意見をもらえるいい機会と捉えて参加します。
イベントの本来の趣旨とは違うんだろうけど、広く参加者を募ってるのだからいいのだ。
とは言え、関西コミティアの出張編集部って女性誌のブースが本当に少ないんだよね…今回に至っては小学館だけでした。
前回はもう1社あったように思うんだけど、なぜか減ってしまった。
私自身は趣味だしレーベルにこだわっているわけではないのですが、描くものが少女漫画なので少年誌や青年誌はちょっと違うなぁというだけの話なんですけどね。
だって、少女・少年・青年のムネキュンってそれぞれ違うんじゃないかって思うじゃないですか。
絵も本当に女性向だと思うので、少年誌や青年誌に持って行ってもなぁ~。
とまぁ、そういうわけで唯一の女性誌のブースに行ったわけですよ。
ちなみに自分はスペースの設営後、一般入場が始まる前までの時間帯に行くのでどの編集部のブースもがら空きで待ち時間はゼロです。
一般入場後はのぞいたことがないのでわかりませんが、もし待つのが嫌だという方はサークル参加してこの時間帯を狙うといいかもです。
比較したことがないので憶測ですが、編集者の方も割とじっくりと話してくださる気がします。

で、肝心の中身の話。
今回も見てほしいところは「話が分かるかどうか」に絞りました。
結果としては「話は分からなくはないが読みづらい」と言われたので、どういうところを改善したらいいかを尋ねしました。
詳細は漫画を読んでいない方には分かりづらいと思うのでポイントだけ。

・視線誘導をきちんとする
主にセリフの位置に指摘をうけました。
指摘を受けた箇所は自分でもちょっとわかりづらいなと思っていたところだったのでこれは納得。
コマ割りには何も言われなかったので、セリフ配置の基本をもう一度頭に叩き込んで配置していこうと思います。
あと、これは視線誘導とは関係ないかもですが、「名前が出てくるのが遅い」と言われました。
確かにそうかも…?
自分でも気にはしていたけど不十分だったようなので、教えていただいた例を参考に改善したいと思います。

・物語が誰目線かきちんと決める
これは、指摘されて初めて理解できた気がしました。
実は出来たものを読んだとき、決めゴマの配置が気に入らなかったんですよ。
いや、気に入らなかったというか、決めゴマが二つあったんです。
それも見開きで。
マンガ的にはあんまりよくない気がすると感じていましたが、その理由は「二つ並ぶと決めゴマの威力が低いというか分散してしまう」からかなぁと思っていて、でもページの都合上動かせないしなぁと妥協したところだったんですね。
正直に言うと、ページの計算をミスったんです(アホ)。
絵としてはどちらのコマもうまく描けたので削除したりするのはもったいないと思ったのもあります。
でも、指摘されてわかったのは、物語の視点が登場人物Aなら決めゴマはAのものだけでいいってことでした。
確かに、物語はずっとAの視点で描いていたつもりだったのに、なぜかもう一つの決めゴマにいたのはBだったのだから、これだと読者はどっちに共感しながら読めばよいか混乱するって言われて「確かに!」ってうなづいてしまった。
自分の感じた違和感もこれでスッキリした気がします。

・字で説明してしまう傾向があるので絵で説明する
これについては、今回ようやく理解できた気がしました。
前回「背景がない、カメラが近い、説明は絵でする」と言われていたので、自分的には気をつけたつもりだったんですね。
でも気を付けたところが「背景をできるだけ入れる」というところに留まっていて、絵で説明するの部分は全然できてなかったです。
というか、絵で説明するという事の意味を分かってなかったみたい。
コピー本の漫画を例にとると、舞台として出てくる喫茶店がどんな店かを外観で分かるように描くとか。
確かに、描くときに探した資料は、「〇〇なイメージ」で探していたはずなのに、いざ描くとなったら描くことに精一杯で〇〇なイメージがすっぽ抜けてるんですよね。
他にも、喫茶店があるところはどんなロケーションなのかとかも聞かれました。
自分の設定では『過疎気味の海辺の町にある見た目はクラシカルな喫茶店』というところまでは詰まっていたんだけど、「クラシカルな喫茶店」の部分が詰まりきっていなかったと思うし、自分にはクラシカルな喫茶店を描く画力がなかった(悲)という事だと思う。
過疎気味の海辺の町についてはモデルがあるのでイメージはあったのに、全然描けてなかったし。
「ロケハン頑張ってください」と言われましたが、漫画資料を集めるってこういう事ね、と実感をもって理解した気がしますw
他にも「絵で説明する」箇所についていろいろご指摘いただいたので、次はそれらを活かして漫画を描こうと思います。
あ、でも今回は背景がないとかカメラ近いとは言われなかったからそれは改善されたと思っていいのかな。

基本的には以上です。
他に、読み切りに時系列の切り替えは入れない方がいいというのも一つ教えていただきました。
ページ数に対して物語が多すぎるんだと思います。
読者にとってわかりづらくなるとのことです。
後、時系列が変わったという事を明確に目に見える形で示すのも大事とのこと。
私は今まで回想シーンは枠線を細くすることにしていたんだけど、非常にわかりづらいやり方だったようです(恥)。
工夫しなきゃ。

というわけで今回も色々教えていただいたんですが、一番知りたかった『一人でやってる人間はどのようにすれば自作に対する批判的な目を養うことができるのか』という疑問について、いくつか知恵を授けていただきました。

・描いた後、時間をおいて見直す
・youtubeの添削講座を見て、指摘されているポイントを拾う
・漫画賞の講評を読む

など、だそうです。
つまりは「編集者がどのような視点で漫画を見ているか」を知るということですね。
見直すくらいしかやってなかったので、他のものも意識してやってみようと思います。
知らないことは見えてこないのだから、良いものにしたいなら勉強するしかないですもんね。

とか言いつつ…「でもやっぱり、いろんな人に見てもらうのが一番ですね~」で締められちゃったわけですがw
いやぁ、これが一番ハードルが高いのよ…世の中にはあんなにたくさん本を作る人がいるのに、なぜ私の周りにはいないのだろう…永遠の悩みだ。

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