液タブ購入時に同時購入して貼った保護フィルム、こないだモノを落として小さいけど穴が開いてしまった。液タブ画面本体に傷がつかなかったので幸いだったけど、描くときに一番使っている部分のフィルムも傷んできてペン先に引っ掛かりを感じるようになっていたからそろそろ交換しようかな…多分3年くらい経つし。cintiqは保護フィルムを貼らなくてもいいらしいけど、まぁ安心のために。でも一枚¥3000くらいするんだよな~、ちょっとお高め。
映画「悪霊島」を観た
というわけで、ふとyoutubeで見かけた『悪霊島』を流れで見てしまいました。角川チャンネルで2週間に一度過去作を期間限定で無料配信しているそうで、その一本だったようです。ベッドに入ってみてたんだけど、思ったより長くて寝るのが遅くなってしまった。
『悪霊島』は、横溝正史による金田一耕助シリーズの一つです。タイトルはおどろおどろしいけど、内容はちっとも怖くないです。金田一シリーズでは血縁のしがらみに雁字搦めになった複雑な人間関係や、田舎の因習にとらわれた悲惨な事件が特徴だと思うんですが、これもそういうお話でした。ただ、ちょっとアッサリだったかな~。もっとドロドロしたお話を期待したけどそれほどでもありませんでした。ん~、個人評価は★★/5点中、かな。
映画は1981年公開ということで、知ってる俳優さんたちが若い若い。主人公(?)の青年役は古尾谷正人さんでしたが個人的には同じ金田一でも「じっちゃんの名にかけて」の方のイメージだったので、あまりにお若くてビックリしました(初見ではすぐにわからなかった)。肝心の金田一は鹿賀丈史さんでした。これまたお若くて驚いた。あと、ネジネジ(中尾彬さん)や伊丹十三さん(俳優されてたんだ?)、石橋蓮司さん(嫌味な親分の役しか知らなかった)、岩下志麻さん(ここでもまた娘時代を演じられていた…本当にお綺麗だけどやはり無理がある)などなど皆さん(自分が知っている頃より)お若くて、ストーリーよりそっちに意識が持っていかれそうな配役でした。舞台は広島県の架空の島だったんだけど、印象的な崖などの撮影は隠岐だったそうです。金田一の舞台はだいたいが岡山県なのに、なぜ広島に変更したんだろうね? あの岡山弁がいいのに。雰囲気がある。あと、この映画はビートルズの「Let it be」をテーマ曲にしたのが話題と聞いていたのに見たやつでは知らない人のカバーになっていて「?」だったんだけど、どうやら権利期間切れだったらしい。映画冒頭でジョン・レノンのニュースを扱っているだけに、曲が何だか安っぽい感じになっていたのは残念ポイントでした。
個人的には、金田一の映画に関しては市川崑監督、石坂浩二さん主演のシリーズが一番好きなんですよね。映像の雰囲気、おどろおどろしさ、人間の業の哀しさ、金田一の飄々としたでもなぜか人好きするキャラメイク、周りの個性的なキャラ等々、あのシリーズが一番面白いと思う。でも、横溝正史自身は「石坂浩二は男前すぎる」とイメージ違いみたいなことを言っていたらしいですね。渥美清版あたりがイメージなんだろうか…。こういうちょっとしたことを知りたいなと思うたびに、博多駅前の某本屋で見かけた「金田一耕助MOOK」を買わなかったことを後悔します。『本は一期一会だから欲しいと思ったときに買わないとダメ、積読でもいい、手元にあればいつか読めるけどないと二度と読めない』とおっしゃっていた先生の言葉の重みを今更ながら噛みしめている…。これは真実だよ。あの本、どこを探してもないしネットでも見かけないもん。買えばよかった~(涙)
金田一のような推理ものは、事件の背景にある人間ドラマを楽しむ要素もあると思う。原作は本陣殺人事件(金田一の最初の事件)しか読んでないけど(なんせ古い漢字が難しくて(笑)、映画とはいろいろ違ってるようなので読んでみたくはあるな。
人生で一番怖かった本
ホラー&サスペンスの流れでふと思い出しましたが、人生で一番怖かった本は、貴志祐介「黒い家」と、スティーブン・キングの「シャイニング」です。
前者は読んでる時に友人が家に急に入ってきて悲鳴を上げた記憶があります(鍵しめろ)。だって、お話も盛り上がってきたところだったからさ…真剣に怖かったししばらく動悸が収まらなかった。同時に読んでいた貞子の話(タイトル何だったけ?)は全く怖くなかったから、やっぱり一番怖いのは生きてる人間だと認識させられたお話でした。一方でシャイニングの方は旅行に行く際に古本屋で旅のお供として何の気なしに買ったものだったんだけど、あまりに怖くてホテルの部屋に置いてきてしまったw 映画は視聴済だったけど、読んで初めて「シャイニング」の意味を理解したし、刈込の植木が怖いと思ったのは後にも先にもこの時だけでした(読めばわかる)。これは「黒い家」と違って目に見えない存在のお話だったんだけど、やっぱりこっちも怖いな…。
というわけでまた映画の話するかもしれない
忘れるかもですが、また何か見たら感想を書いていきたいと思います。今youtubeでCM流れてるけど、ジュラシック・ワールドの続編が夏にあるんだね。クリス・プラットでるのかなぁ~出るなら見に行く(好きなので)。あのシリーズも面白いけど、やっぱり一番最初の「ジュラシック・パーク」の衝撃を超えることはなかなか難しいかな(自分の中で)。あれは原作もメチャクチャ面白く、中でもラプトルの恐ろしさを教えてくれたすごい小説だった。ああいうの、また見たい&読みたいな。
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