先日おにぎり漫画の第7話をアップしたのですが、たくさんの方が見てくださっているようでありがた山の寒ガラスでございます(べらぼう面白いですよね)。とても嬉しい感想もいただけて、次また早く描きたいなぁと思っているところです。楽しんで描いて読んで貰えて感想までいただけるなんてイイ趣味だよね、創作って。また頑張ろう~♪
描いているものには大体イメージソングがあります
私の場合、キャラではなくてお話そのもののイメージソングなんですけどね。おにぎり漫画はbacknumberの「光の街」って言う曲です。歌詞がナギ君視点っぽいし、曲調がイメージにぴったりだなぁと。とても日常的な出来事を取り上げることで相手への気持ちを表現した曲(と思います)で、これはどっちかっていうと愛だなと思うようなそんな歌詞。とても穏やかであたたかい、そんな曲です。
ちなみにbacknumberは好きでよく聴いています。まぁまぁ未練がましい歌詞が多いですが(作詞作曲されている清水 依与吏さんのメンタリティがそういうタイプなのかと思ってるけど…どうなんでしょうねw)、恋愛モードな時とかいいです。この、「光の街」が収録されているアルバムの最後の曲である「世田谷ラブストーリー」って曲が彼らの中で一番好きな曲です。もう、この曲の登場人物が自分の癖(適度にヘタレな男の子)に刺さりまくってて、いつ聞いても「良いなぁ」と思ってしまいます。好きすぎて漫画描いたくらいだからね…。行定勲監督でショートムービーもあるくらいだから、結構いろんな人に刺さってるんだと思います!
もう一つ、これから続き描こうと思ってるメモラシオンのイメージソングはThe Beatlesの「Hey Jude」です。プロット書いてる時に頭に浮かんできたんだけど,優しく慰めてくれるような曲調がぴったりだな~と思ってそのまま定着しました。歌詞もそれっぽいよね? それもそのはず、後でこの曲の成り立ちを調べてみたらジョン・レノンがオノ・ヨーコと不倫して両親が離婚したことに心を痛めていた息子のジュリアン(MJのMVとか車のCMにも出ていた記憶)を慰めるために作った曲なんだそうです。なるほどね~、私が感じたことは間違ってなかったんだ~。それにしても曲を作れる人ってすごいですね。音に慰めと言う意味を持たせることができるなんて…自分には絶対できないことなので心の底から尊敬しかないです。
何でイメソンがキャラでなくてストーリーなんだろう
これについては自分でも不思議だったんですが、今日、目にしたとある方のXのポストで「もしかして?」と思う事があったので忘れないように書いておきます。
自分は漫画を描くときにいつもストーリー先行でキャラから入る事は先ずないです。物語に必要な程度にキャラや世界観の設定はしますが、それらをずっといじって遊ぶこともありません。なので、一次創作界隈でよく見かけるうちの子? っていうんでしょうか、キャラ設定がメインの界隈みたいな遊び方はしないんですね。で、そういう方たちを見ていると自分のキャラ設定がすごく甘いんじゃないかと言う気はしてました。一方でそれで困ったこともなかったのですが、今日、そのXのポストみてちょっと背中が寒くなっちゃったんですよね。
というのもですね。それは某少女漫画編集者の方がされてる漫画家さん向けの相談箱みたいなやつだったんですけど、「読切は描けるけど連載が描けない、ジャンルを変えた方がいいか」みたいな質問への答えとして「キャラができていないから連載が描けないんだと思います」と言う返答をしていたんですよ。つまり、キャラの人物造形を深堀り出来ていないので読切のような短い話は描けても連載のような長めの物語が生まれないのだといっていたんですね。めっちゃ刺さりました。うわぁ~、これ私のこと? って。イメソンもキャラではなくてストーリーになるのはそれ故なのか?
キャラをストーリーに当てはめている?
自分は考える話がちょい長めのせいか読切よりはページ数が必要なものを描いていますけど、それって話を一通り決めて描いているからできていることなのかもしれないです。一応、話の辻褄が合わなくならないように気を付けてはいるので物語に破綻は少ないと思いますが、だからこそ「あてはめてる」って言うのがまさにぴったりな気がして…。物語を考えるうえで、「こういう話だからこういうキャラにする」はあっても、「こういうキャラだから話はこうなる」みたいなのは本当にないんですよ…。もちろん、話を考えるうえでそれぞれのキャラに矛盾するような行動をとらせたりはしてないつもりだし、このキャラはこれをやりそうにないとか、これをするとこんな感じになるだろう、程度はありますけど。
で、メモラシオンの話ですよ。このお話、実は最初は読切くらいのボリュームの話だったんですね。でも、最初に描いたナオミのエピソードを思いついて描いてしまったので、今はその話は最終回にしようと思っています。ナオミが生まれたので少し話が変わっちゃったし。で、そこに至るまでにいくつか読切みたいな形で話を描きたいなと思ってたのに、あんまり浮かばないんですよね、これが。まぁ、テーマが記憶縛りである事に加えて、少しずつ最終回の内容につなげられるようなエピソードを入れるつもりでいるのでちょっと考えて作らないといけないのもあるかもしれないんですけど、それでもこの質問箱を見てもうグサーッときました。もしかしたら、ナオミやユーリのキャラ設定が浅すぎるせいで話が浮かばないのかもって。いや、一応話はひねり出してセリフまでは入っているんですよ。でも、我ながら「面白くないな…」ってなってて、そのせいかあんまり描く気も起らなくて伸ばし伸ばしになってる。質問箱で言われてたように、私の中にあるナオミとユーリと言うキャラは最初のエピソード分程度でしかなかったのかもしれない…いや、ユーリはもう一話分あるんだけど(あがき)。
そういや、荒木飛呂彦先生の本でも漫画にはキャラと世界観の設定が一番大事だって書いてあったなぁ~。この二つがないと漫画が成立しないそうです。そういうわけで、荒木先生はキャラクターシートを作成されるとのことですが、結構細かくて自分のキャラでは埋められそうにないと思ったのを覚えてます(やっぱり!)。
で、どうするよ?
やり方なんて各人自由でいいと思うしやりたいようにやればいいと思ってはいるけど、自分でも気になることは何らかの対策をした方がいいような気もします。かといって何をしたらいいのかって話なんですが。う~ん…やっぱりキャラクターシート…とか? 過去に何度かトライしたことはあるんですけど、人様が作ってくれたやつは微妙に自分の創作に合わないんだよなぁ~。たいていがファンタジーかバトルもののような少年漫画向けだし。自分としては空白があることがストレスになるので、女性向け漫画のキャラクターシートをご存じの方はこっそり教えていただけると有難山の鳶烏~。
※コメントは最大500文字、5回まで送信できます