ずっとアップするのをわすれていたんですが、私が一番最初に描いた一次創作漫画をアップしました。一年前のものなんですが、何かもうすでに絵が変わっているし古いし下手くそだし(これは今もですが)猛烈に恥ずかしいんですが、自分の中では記念的作品でもあり、お話自体はラストが決まっているのでそこまで描きたいなと思っている漫画です。今日の2本目のブログはこの漫画について書きますね。
そもそもの始まり
この漫画を描く前は2年ほど二次創作をしていました。何となく二次創作では物足りないというか、自分の描くものはパロがメインで本当に二次が好きな人からは「一次でやれ」と言われるようなものばっかりだったと思うんですが、自分でもキャラを描きたいというよりストーリーを描きたいという気持ちが強くなって一次に移ったという経緯があります。確か本当に去年の今頃だったと思いますが、まだ一次で何も描いていないのにいきなり年明けの関西コミティアに出ることにして退路を断って描き上げました。エネルギーあったなぁと今になると思いますw
タイトルにつて
「メモラシオン」は自分で作った造語です。記憶をテーマにした物語なので何かそれらしいタイトルを…と考えたんですが上手く見つけられなくて。記憶に関連した様々な類語や外国語や慣用句などを見ていた時、ラテン語で記憶がMemoriaと言うらしくてそれと英語の接尾語‐ion(状態や状況を表す)をくっつけてそれらしく読んでみた、みたいな流れだったと思います、多分(一年も前なのでハッキリしないw)。あ、あとトマス・ハリスの小説にでてきた「記憶の宮殿」ってのがイメージにはありました。何かカッコ良くてさ。
キャラについて
主人公のユーリは最初に思いついた話からするとちょっとマイルドな性格にしていますが、基本は変わりません。実は知能が高く高校~大学を飛び級で卒業している秀才と言う設定です。コーヒーが好き。別に人嫌いでもないし普通にコミュニケーションもとれるんですが、どっちかと言うと引きこもりやすいのでルイスはそこを心配してちょくちょく顔を出しているということにしています。外見に関して言うと、最初期のキャラ設定では前髪がもうちょっと重めだった…実際は分け目が出来ちゃってるけど(描きやすかったからさ…)。当時と絵柄を意識して変えた(つもり)なので、今描くとどうなっちゃうのか自分で心配してるw
続いてサブ主人公のナオミ。「メモラシオン」はナオミの名前から生まれたお話です。ナオミって日本語だと思っていたのに、外国の方にもけっこういらしてずっと不思議だったんですよね。調べてみると旧約聖書のルツ記に出てくる女性の名前なんだそうで。その意味も作中で述べていますが、とても素敵だなと思ったところでお話ができました。ただ、今描いている漫画(握った飯は思案の外)の京子さんとヘアスタイルも同じでめちゃ似てるんだよね…外見が。描けるレパートリーの少なさよ(泣)
ルイスは最初からユーリの親友ポジと言う設定で、マッチョにしたのはこれと言った意味はなく単に特徴がないとアレかなと思ったのと、一応大学准教授なんだけどらしく見えないようにしようというのもありました。愛妻家。モデルはロック様ことドウェイン・ジョンソンです。ワイルド・スピード!
世界観について
自分はあんまり外国に詳しくないし、絵柄的にもそれっぽくないからあんまり外国人(というか日本人以外)を描くことはないんですが、この漫画は珍しく外国が舞台です。でも現実世界じゃなくて、似てるけどちょっと違う、あるかもしれないしないかもしれない、そんな世界です。ユーリの部屋やアパートメント、町並みは北欧あたりの集合住宅を参考にしています。テクノロジーはリアルの世界よりちょっと進んでいる所もあるけどほとんど変わらなくて、生活様式や社会のルールみたいなのも現実世界に準拠しています。つーかそう言うところまで頭が回んなかった。ファンタジーとかで世界観作りこむ人ってそう言う意味ではすごいですね。あの指輪物語を描いたトールキンは実は作家ではなく言語学者で、新しい言語を作るためには言語体系が構築されるための歴史が必要と言う事であの物語を作ったと聞いてびっくりしました。こだわりが過ぎるでしょ…。
というわけでこのへんで
来年5月の関西コミティアで今回のお話の続きを出すつもりでいます。今度もナオミが中心のお話になると思う。プロットはもうできているから、次はキャラを詰めていかなければ。描き始めるのは早くて2~3月くらいを予定しています。頑張る!!
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