先日そうさくマーケットに参加しました。感想はイベントレポの方にあげたので関心のある方は是非ご一読ください。Xやブルスカでもたくさんの方がいろいろ感想を述べていましたが、概ね私の感想と似ていたように思う。運営さんは頑張っていたし(何もなかったわけでもないけどこれからだし)賑わっていたけどどっちかというとグッズ寄りで同人誌主体のイベントではないから次は考えるって感じ。多くの漫画同人誌メインの人が「魅力ある作品を作れなかったせい」と反省されていたけど、あれは客層が全然違ってたからそんな落ち込む必要はないと私は思うな~。もちろん売れた方もいたらしいのでそういう側面はゼロではないにせよ(自分を含め)、言うなれば二次創作のイベントに一次創作勢として参加したくらいの場違い感があったと言ってもいいくらいのターゲット違いだったから気にし過ぎるのもしんどいと思う。そうさくマーケットが仮に今後も開催されるなら、関西のデザフェス(オタク向け)みたいな枠で大きくなるのかもしれないな~と今は思っています。
というわけでミュシャ館の話
今回の旅のもう一つの目的は、堺市にある『アルフォンス・ミュシャ館』に行くことでした。なぜか堺市にミュシャを常設している所があると知ってからずっと行きたいと思っていたので、今回はいい機会でした。昼前に大阪に着いてランチでワイン飲んでからのんびりとJR堺市駅へ。駅から屋根続きのベルマージュ堺という商業施設に隣接(? 一部?)しているので雨の日も濡れることなく行くことができます。助かる。堺市には以前一度だけ来たことがあるんだけど(大昔)、その頃よりキレイになってる気がしました。
ここはカメラのドイの創業者土井君雄氏が個人でコレクションした作品を収蔵しているんだそうです。土井氏が亡くなられる際に、コレクションを新婚時代を過ごした堺市に寄贈されたとのことでした。収蔵品の数は結構なもので、作品の制作された時期も初期から晩年まで幅広くて他に類を見ないコレクションだとか。へ~。時々入れ替えたり企画展などしているそうですが、じっくり見て回っても2時間はかからない感じの規模感で混むわけでもなく適度に人がいる感じの、ゆったりと楽しめる館になってます。
今の時期は「ミュシャと夢二」という企画展をしていました。入館料¥900。荷物を持っていたら無料で預かってくださいました。コインロッカーないか聞こうと思ってたから有難かったです。あと、私は展示を見終えてアンケート書いてる時に気が付いたんだけど(遅い)、スマホを使った無料の音声ガイドもあったらしいです。なので、行かれる方はイヤホン持って行くと良いと思います。
企画展は結構面白かったです。私は美術的な事はよくわからなくて単にミュシャの絵が好きというだけなのですが(描かれる女性はキレイだし流れるような曲線の衣装とか装飾とかが素敵だと思う)、ミュシャと竹久夢二の美人画の共通点などが解説されていて興味深く観覧することができました。知らなかったけど似た時代の人だったらしい。ほぉ。
展示の内容が良かったので、パンフレットも買いました(¥600)。こじんまりした展示なので薄いものですが、振り返って楽しむには十分です。
ミュシャは日本でも人気あるということで、何年か前に東京にもミュシャ展が来てましたよね。スラブ叙事詩と言う晩年の大作が来ると言う事で評判になってたと思う。こっちでは映像でスラブ叙事詩の解説をしてくださってました。かなり大きな絵らしいので本物はさぞ迫力があったことでしょうね。でも私の好みはよく見るミュシャの擬人化美人の方なの。
ついでに言うと、竹久夢二の生涯を年表で追ってみたら(展示があった)、なんとまぁ割と恋多き男性だったようで…モテたんですかね。最初の妻以外はなかなか年の若い女性(主にモデルや美術学校生など)を相手に選んでいるあたり、何か牧野博士と似た匂いを感じましたが…まぁ、そういう人だからああいう絵を描けるのかもしれないですけど。個人的には竹久夢二のデザイン的な物(着物の柄とか本の表紙とか装丁とか)が素敵だなと思います。グラフィックデザインのハシリと言われているそうで。美人画の方は、見ていて気が付いたんですが最近亡くなられたいしだあゆみさんに似てる気がします。こっちは岡山に美術館があったと思うので、また機会があったら行ってみようかな。

石板印刷の解説動画が興味深かった
ミュシャの絵はその多くがリトグラフ(石板印刷)のポスターだったりするようで、館内に石板印刷機の展示と石板印刷の実演動画が流れているブースがあって、それが結構面白かったです。自分は印刷の歴史とか種類とか全然知らなかったんですけど、見ているうちにらんまん(朝ドラ)で植物図鑑を刷る際に出てきてたやつだと気が付きました。
石板印刷(平板印刷)は詳しくはわからないけど(動画見てもよくわからなかったw)今のオフセット印刷と原理は一緒らしいです。水と油が反発する性質を利用したものだそう(まだわからん)。でもまぁ、石灰岩を平らに切り出してその上に絵を写し(または転写し)インクをつけて刷る方法だそうです。基本的に版画だから、色を付ける際は色の数だけ版がいるんだって。すご~。インクをのせるまでの工程が多くてかなり面倒そうだし、印刷は力要りそうだしで、いや~昔の印刷業が男性の仕事だったのがよくわかります。めちゃくちゃ体力いるよ、あれは。朝ドラでも職人さんは全員男だったもんな。納得。
あとはたこ焼き食べたりしました
一人なのでこういう時は気ままにお店を選んでその時食べたいものを食べてるんですが、今回はたこ焼きを食べました。別に珍しくもないんだけど、自分で焼けるということだったので「んじゃ、やってみようかな」と思いまして。でも、いざお店に入って生地をタコ焼き機に入れてもらったらできる気がしなくなって、結局はお店のお姉さんに焼いてもらいましたw あの千枚通しみたいなのでくるって回すのが難しそうで…。私、お好み焼きを焼く時はいつも、ひっくり返す際に真っ二つに割ってしまうしね…。あれ難しいよね? 大阪の人はみんな手先が器用なんだね。尊敬します。
しばらくはのんびりする
なんか放心…じゃないけど、イベントが続いたことに加えて今月はいろいろ予定も入ってるので、創作の方はのんびりやろうと思います。オニギリ漫画、常に頭にはあるけどまだ出力はできない感じ。来週くらいからエンジンかけようかな。というわけでまた~♪
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